SATAとPCIe

容量が足りなくなってきたのでHDDを増設するためにPCIeのSATAインターフェイスカードを探している時にふと思いついた事。
PCI Express x1のカードってSATA3.0なHDDの転送速度に追いついてるの?」


規格では、

  • PCI Express
    • PCI Express 1.1(Gen1)・・・1レーン2.5Gbps(実効速度は片側250MB/s)
    • PCI Express 2.0(Gen2)・・・1レーン5Gbps(実効速度は片側500MB/s)
    • PCI Express 3.0(Gen3)・・・1レーン10Gbps(実効速度は片側1GB/s)
  • シリアルATA
    • SATA1.0・・・150MBytes/sec
    • SATA2.0・・・300MBytes/sec
    • SATA3.0・・・600MBytes/sec

となっており、PCI Express 1.1(Gen1)のスロットにPCI Express x1なSATAインターフェイスカードを挿してしまうとPCIe側がボトルネックになってしまうらしい。
では、PCI Express 2.0(Gen2)ならPCI Express x1なスロットに挿しても大丈夫か?といわれると、これもまた微妙かもしれません。
最近のSSDは高速なものだとメーカー公表値のRead速度が500MB/sを超えるものもあるので、PCI Express x1ではこちらがボトルネックになる可能性が出てきます。
(更にこれでRAID0ディスクアレイを組んだら・・・)
もちろんSATAインターフェイスカード側もその事は考慮していて、SATA3.0を4ポート繋げられる物にはスロットがPCI Express x4なものもあるのですが。


実際にはSSDの体感速度はこんな数字よりも4k読み書き速度の方が重要だし、HDDならそれ自身の能力の方がボトルネックになるのでまず問題にはなりませんが、一応気をつけておいたほうが良いかもですね。